2012.08.28
カテゴリ：心理
心の距離感
お盆のお休みも終わり、
もういつも通りの日常に戻っていますが
まだまだ残暑も厳しい毎日ですね。
みなさんも体調にはお気を付け下さいませ。
さて、私のところにいらっしゃるクライアントさんにはいくつか共通するお悩みがあります。
それは人との関係・繋がり方というか付き合い方に悩んでいらっしゃるということ。
どちらかというと明るく社交的で、
優しくて誰とでも仲良くやっていけそうに見えている人ほどその悩みは深いようです。
「みんなに優しく」
「嫌われないように」
「期待に応えたい」
そんな想いが強すぎて
誘いを断ることに罪悪感を感じたり、
断れないから結果的に疲れてしまったり、
相手を責めてしまったりします。
そんな話をうかがうと、私はいつも
「相手の方とどんな関係になりたいと思っていますか?」
とお尋ねします。
単純に、恋人や家族や友人になりたいかではなく、
どんな恋愛関係になりたいか
どんな家族に、どんな友人関係になりたいか?
ということです。
それを私は心の距離感と呼んでいます。
自分が望む心の距離感と相手が望む心の距離感が違っていたら
そのままでは付き合いを続けることは難しいのです。
たとえお互いが相手に好意を持っていても・・・です。
男女間だとわかりやすいですよね。
男性が恋人になりたいと思っても、女性もそう思わなければ
恋人にはなれない。
その場合、恋人になれなくても友人として一緒にいるか
恋人になれないならもう会わないと決めるか
(相手の気持ちが変わるのを信じて待つなんてこともあるかもしれませんが)
友人との関係は通常もっとわかりにくいものです。
だからこそ見えないトラブルも起こりやすいもの。
そんな時は自分に問いかけてみましょう。
「この人とどんな関係になりたいのか?」
ポイントはできるだけ具体的に考えていくこと。
例えば、大勢で会うのは楽しいけど二人きりだと疲れるとか
毎週会うほど好きじゃないけど、１か月に１回は会いたいなとか
そうすることで、自分が相手に望む心の距離感がだんだんわかってきます。
心の距離感に従って行動していくと、誘いを断ることも出てくると思いますが
断らない為に疲れてしまったり、相手を嫌いになってまったく会えなくなるより
ずっといいと思いませんか?
人との付き合い方で悩んでいる方は 「心の距離感」 考えてみて下さいね。