愛情と信頼と理解

前回、予防的カウンセリングをおススメしました。

もちろん、「ちょっと辛いな・・・」ぐらいだったら
相談する相手はカウンセラーではなくて
家族とか恋人とか友達でも良いんです。

話しを聞いてもらうだけでもスッキリする効果はありますし、
相談した相手から「愛されている」「信じてくれている」
「理解してくれている」そう感じられたら、
きっと辛さも軽くなるでしょう。

ただ、親しい人なら誰に相談してもいいわけではないですよね。

話したことにスッキリはしても、
愛情も信頼も理解も感じられなかったら
話したことに後悔して更に辛くなるかもしれません。

複雑なのが、自分がその時に必要としているものが愛情だったとして
その場合、信頼や理解を感じられたとしても愛情が感じられなければ
やはりガッカリしてしまうということ。

愛情と信頼と理解はまったく別の物。

自分に対してその3つを兼ね備えた人が周りにいればいいですが、
なかなかそんな人はいないんじゃないかなと思います。

例えば私の場合、母は愛情も信頼も持ってくれていますが
私の仕事観や恋愛観には全く理解がありません。
その事でケンカになったこともありますし、ケンカにはならなくても
話しがかみ合わないなぁと思うことはしょっちゅうです。
(エピソードたくさんあります。知りたい方は飲みにでも誘って下さい)

自分が必要としているのは愛情なのか信頼なのか理解なのか
それを分かったうえで必要なものを感じられる相手に話してみる・・・。

自分で書いていても、これってかなり難しいなと思います。

では、カウンセラーの役割はというと「理解する」ことが
一番大きいと思います。

愛情ならみなさんの家族や恋人にかなうはずはありません。
信頼も、時間をかけて築く部分も多いので長く一緒にいる方には
及ばないかもしれません。

でも、あなたの気持ちや状態、辛さを理解することはできます。
少なくとも(良いカウンセラーなら)理解したいという気持ちを
持っています。

私のクライアントさんは「理解」を求めて来て下さっているのです。
理解することから、心の辛さの解消の第一歩をスタートするのです。

みなさんが必要としているものはなんですか?

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